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チェンストフォーヴァ(Czestochowa)


ヤスナグラ修道院 (Jasna Gora)

ヤスナグラ修道院は、ポーランドの南部、チェンストホーヴァ(Czestochowa)の街にあります。標高293mの丘に あるこの修道院は14世紀ハンガリーから16人の修道士が来て作ったのが始まりで最初は素朴な木造建築でしたが、1632年から1684年にかけての大工事で現在のような大規模なものとなりました。現在修道士が100人いるとか。ヤスナグラ修道院は二つの教会から構成されています。外観はバジリカ様式、 内装はバロック様式、それから105mの高さの塔がある教会と小さいけれど中に素晴らしい絵画の傑作が収められた教会の二つです。それが16世紀にパウロ神学者(Paulinites)達が奉納した「黒い聖母」(Black Madonna)で 絵画史上の傑作とされて今も篤い信仰の対象になっています。

ヤスナゴラ修道院の入り口(Paulite Monastery at Jasna Gora)

ローマ法王の訪問が近いとあって歓迎の写真が飾られていました。ここは国中から巡礼で訪れるカトリック信者でいつも賑わっているようですが、この日は日曜日だったこともあって大変な混雑ぶりでした。

教会を案内してくださった修道士

ご自分はスコットランド人だと言っていましたが、ポーランドはカトリックの牧師が不足していないわずかな国のひとつで、他の国から招聘されることが多いとか。

ブランクマドンナ(Black Madonna)

祭壇にある本物のブラックマドンナは近くでみることがj難しく、これは部屋の外にあるモデルのほうです。

ブラックマドンナが祭壇に飾られてある教会の内部

普通の日曜日の礼拝。身動き出来ないくらいの信者の数で教会内は人いきれでむんむんといった感じ。特別なお祭りの時の混雑振りは大変なもののようです。

ブランクマドンナ

丁度ミサの最中でしたが修道士の案内でそのすぐ横から見る事が出来ました。彼女は不治の病の人が治すとか、様々な奇跡をもたらすことで知られています。

もう一方の教会の内部

こちらも大変な込みようでした。

コペル神父の写真

カトリックの牧師で日本にも布教に訪れたことのあるコペル神父は他の囚人の身代わりになってアウシュヴィッツの餓死室に連行され餓死しました。

神父さんにお祓いをしてもらっている新しい車

何となく日本の神社と神主さんを思わせました。



ビルケナウ/アウシュヴィッツ強制収容所(Birkenau and Auschwitz death camps)

ビルケナウとアウシュヴィッツの訪問記はこちらをご覧ください。

ビルケナウ (Birkenau)

有刺鉄線に囲まれた絶滅収容所

収容所の敷地の広さは目をみはるものがあります。

収容所内に入る鉄道線路

ヨーロッパ各地から貨物列車で運ばれてきた人たちはここで囚人として働くかガス室送りとなるかの「選別」をされます。

収容所の見張り塔

ここから囚人が逃亡することはおよそ不可能なことであったことが分かります。



アウシュヴィッツ (Auschwitz)

収容所の入り口

「働けば自由になる」と書かれたプレートがかかっています。この横の建物にはかってこの前で演奏していた音楽隊の写真も飾られています。

囚人棟

生きることを許された人たちは囚人服を着せられ、自由をうばわれこの囚人棟に住みながら過労や病気、餓え、または何らかの理由で処刑されるまで強制労働をさせられます。現在中は展示館になっています。

死の壁

囚人はこの壁の前で裸で銃殺されました。今日も花束がたくさん供えられていました。

ガス室

犠牲者がシャワーを浴びると騙されて連れて行かれたガス室。天井には本当のシャワーのような蛇口もついています。




クラクフ




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