Scarsdale
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スカースデール日本祭いよいよ開催


武間セミナーフェスティバルの幕開けは、1月から2月にかけて行われた武間セミナーです。このプログラムでは日本人を対象には「アメリカ人ってどんな人?」、アメリカ人に対しては「日本人ってどんな人?」と言うタイトルでそれぞれ週に一度、都合三回行われ、四回目の最後の日は日米住民がそれぞれのグループに分かれて話し合うと言う形式ですすめられました。参加者は、セミナー直前に「ニューヨーク・タイムズ」がフェスティバルを記事にしたこと(こちら)や、スカースデール成人学校、ユニオン・ジャパニーズ・チャーチなどとの共催で行った事もあって、ウェストチェスター全域、コネティカット、マンハッタンにも及び、日米両方をあわせると250人を越える盛況となりました。その充実した内容もさることながら、参加者の感想から、こうしたイベントがいかに待たれていたかが分かり、主催者側には実に嬉しい幕開けとなったものです。 


セミナーセミナーの後は「アワアメリカ、アワジャパン」(私たちのアメリカ、私たちの日本)と言うタイトルの日米住民の対話集会が続きます。(このプログラムは、日本人主婦、Sさんの企画でフェスティバル以前から小規模に続けられていたのですが、フェスティバルでは新聞などを通じて広く呼び掛けたため、参加者は一回ごとに百人以上に及び、日米住民が小人数に分かれてお茶やクッキーを楽しみながら、有意義な話し合いの時間を持ちました。その内容については日英両語で報告書が作成されています。集会は、またフェスティバルの後も定期的に開かれました。 

幕開けの第三弾は日本映画祭です。領事館の支援で、「北京の西瓜」、「雨月物語」、「お葬式」、「トンコウ」、「ルパン3世」を土曜日ごとに、近郊の商業映画館を借りて上映しました。映画の選定に関しては、「もっと他に見せたい映画がある」とか、「『お葬式』と言う映画は、日本を誤解させる」など、実行委員会でもかなり意見が分かれたのですが、専門家の方々のすすめに従って、以上の五本に落ち着いたのでした。結果的には土曜日の朝と言う時間帯で、雪の日も多かったにかかわらず、かなりの人が詰めかけました。

スカースデールフェスティバル開催こうした幕開けのプログラムのあとを受けて、3月19日にはスカースデール村長や日本側からは領事部長を迎えてオープニンブ・セルモニーが開かれました。フェスティバル開催のために協力いただいた村や学校、その他の組織の主だった方々をお招きし、開催にこぎつけつた喜びを実行委員と共に分かちあっていただいたのでした。


本格的なフェスティバルは、5月2日、スカースデール・ライブラリーで開かれたタウン・ミーティングをもって始まります。このプログラムはリーグ・オブ・ウィメンズ・ボーターズ(女性有権者の会)との共催で行われたもので、講師にコロンビア大学のキャロル・グルック教授をお迎えし、日米それぞれに2名ずつのパネリストによるパネル・ディスカッション形式で、日米の相違、類似点、交流の方法などが話しあわれました。これもライブラリーに備え付けの椅子がなくなって、補助イスをとりに格納庫に何度も足を運ばねばならない程、盛況を極めた集会となりました。

Mr. Hino     Tokyo quartet

          

5月6日、ハイスクールで開催された東京ストリング・カルテット、13日の日野テルマサ氏によるコンサートには、両方とも六百人以上の聴衆がつめかけました。音楽に魅了され、パーフォーマーの皆様との対話を楽しむという一夜は、地域としてはじめての催しだったようで、あれから何年もたった今日でも、次はいつやるのかとよく聞かれます。 

 
5月13日にスカースデール中学校校庭で行われた日本式運動会には、近郊から約500人程の老若男女がつめかけ、競技に参加したり日本食、折り紙、習字、着物の着付け、空手のデモンストレーションを楽しみました。プログラムのアナウンスは日本語 と一緒に英語(日本で日本語を教えた経験のあるJETプログラムのOBが応援に駆けつけてくれました。)でも行われたので、どの人にとっても分かりやすい、おもしろい経験であったようで、その感激の声が地方新聞のオピニオン欄でいくつか紹介されていました。日頃地域では見掛けることの少ない日本人のお父さんの活躍も目覚ましいものがありその存在を知ってもらうよい機会にもなりました。

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